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コラム

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モチベーションアップのカギは箱根駅伝にも!(vol.109)
――学生たちはどうして走るのか?

2019.02.21

箱根駅伝が大好きです。今年も年始の2日、3日はもっぱらTV観戦で過ごしました。20歳前後の若者たちが、出場できる子もできない子も、この2日間の競技を目指して、大学生活の多くの部分を捧げています。競技当日は、予想を覆すドラマが繰り広げられ、涙なしには見られないものがあります。今回は、学生たちが「どうして走るのか?」ということを通じて、モチベーション(動機づけ)について考えてみました。

まずは私のモチベーションから

箱根駅伝の正式名称は『東京箱根間往復大学駅伝競走』です。前年の駅伝で10位以内に入ったシード権のある大学と、予選会で上位10校に勝ち残った関東の20校余りの大学チームしか参加できないため、関東以外の人にはもしかするとあまり馴染みがないかもしれません。私が箱根駅伝に関心を持つようになったのは、三浦しをんという作家の『風が強く吹いている』という箱根駅伝をテーマにした小説を読んでからで、それまではそれほど関心はありませんでした。ちなみにこの本も、箱根駅伝の魅力、男の子たちがなぜ走るのかが熱く伝わってくるおすすめの本です。

箱根駅伝の面白さ、人気の背景はどこにあるのでしょう。大学対抗の駅伝であり、学生は在学中の4年間しか出場できません。また、東京の大手町をスタートして、横浜という名所を通り、箱根の山登りと山下りという見せ場があって......。それだけではなく、シード校争いあり、繰り上げスタートでタスキが繋がらない大学が出てきたり、さらには駅伝の前の予選会での攻防もあったりと、さまざまな要素、切り口があることが、私自身の視聴者としてのモチベーションとなっています。

モチベーションを左右する3つのカギ

さて、箱根駅伝は大学在学中しか走れないため、4年間という限られた時間の中でとても分かりやすい目標を持つことができます。この「期間が決まっていて」「分かりやすい」という要素は、モチベーションの維持にとても重要なカギです。ちょっと例えは悪いですが、病気の治療においても、治療期間の目途があって、数値目標があるほうが、治療に取り組む意欲がわくのではないでしょうか。面談の中で、うつ病にり患した会社員の方が、診断直後の先の見えないつらさ、不安な気持ちを訴えられたことを思い出します。その後、多少回復して治療効果が実感できたとき、トンネルの先に小さな光が見えたように思え安堵したと聞きました。

箱根駅伝を見ていて感じる、モチベーション維持のもう1つのカギは、「人に見られている」ことではないでしょうか。沿道の応援もさることながら、駅伝の中継では選手の後ろを監督車が走っていて、スピーカーを通して選手に声をかける光景も目にします。場面によっては、監督の声もTVを通して聞こえてきます。「そのペースで行け」「頑張れ!」「男になれ!」はもちろん、「区間賞だぞ」といった明確なものもあります。今年聞いた中で印象に残ったのは、「テレビに映っているぞ」でした。人に見られている、注目されることが学生のモチベーションをアップさせることを、監督はしっかりつかんでいるのですね。

「承認欲求」が苦しさに耐え走る力に

アメリカの心理学者であるアブラハム・マズローは、1943年に人間の「欲求5段階説」を発表しました。人間の欲求は、低次なものから高次な欲求まで5つの階層に分かれており、低次な欲求が満たされたところで、次の階層の欲求が現れるというものです。最も低次な欲求は、「食べたい」「寝たい」といった生きていくための本能的で基本的な「生理的欲求」です。この欲求が満たされると、次に「安心に暮らしたい」といった安全や安定を求める「安全欲求」が現れます。

そして、次の段階の欲求からは、人とのつながりという要素が入ってきます。まずは「仲間がほしい」「集団に所属したい」という「社会的欲求」、その次が「承認欲求」で、これは「人に認められたい」「尊敬されたい」という欲求です。最後の5段階目となるのは、「自己実現」の欲求。「人は自己実現のために絶えず成長しようとする生き物だ」とマズローは説いています。 ※マズローは後に、5つの段階が必ずしも順に現れるわけではなく、段階を飛ばしていくこともあること、また第6段階として「自己超越」という欲求もある、という修正を加えています。

箱根駅伝に話を戻すと、学生たちは陸上部というチームの中で一緒に練習を重ね、時に寝食を共にし、仲間が欲しいという欲求は十分に満たされています。マズローの欲求5段階説に照らし合わせると、その次に満たされたいと思うのが「承認欲求」で、ランナーが1つでも上の順位を目指して走るのは、お金のためや物を手に入れるためではなく、周囲に認められたい、よくやったと思われたいことが大きく影響していると考えられます。ここに、組織におけるモチベーションアップのポイントがありそうです。組織を構成するメンバー、特に上司が意図的に承認を与える必要があるということです。

「動機付け要因」と「衛生要因」

さらに、組織におけるモチベーションを考える上では、アメリカの臨床心理学者のフレデリック・ハーズバーグがマズローの説を基に提唱した「二要因理論」も参考になりそうです。ハーズバーグは実証に基づいた動機付け理論として、仕事への動機付け・満足感につながる要因(動機付け要因)と、仕事への不満につながる要因(衛生要因)があるとしています。動機付け要因となるのは、達成することや承認されること、責任、昇進、そして仕事そのものです。

一方、不満につながる衛生要因は、会社の経営方針や給料、職場の人間関係、職場環境などです。面白いのは、衛生要因が満たされないと不満が起こりますが、これらが満たされたとしてもモチベーションの向上には直接的にはつながらないこと。つまり、モチベーションの向上と不満の解消は、分けて考える必要があるのです。箱根駅伝で好成績を残したチームは、「動機付け要因」を高め、「衛生要因」を減らす努力をしてきたのかもしれません。集団メンバーのモチベーションアップは常に話題となるテーマです。「言うは易く行うは難し」ですが、こうした考え方もヒントになるのではないでしょうか。

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